雑記帳

雑記帳
だが今はもう会社は、無い。

あれはまだ、大手の監査法人を退職してから、独立に向け小さな税理士事務所で経験を積んでいた頃の話だ。 そう、寒い冬の季節だった――。 クライアント先へ訪問し、月次決算のために資料をもらう。 資料をもらい社長とお茶を飲みつつ […]

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何かを始めるのに遅すぎるなんてことはない話

一度目の会計士受験に落ちてから地元の図書館に引きこもるようになった。 予備校で張り出される模試の順位や、受験生で密集した教室に響き渡る電卓の音にも嫌気がさした。他人との関わり合いが煩わしかった。 しかし、それを避けようと […]

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あの街の歯痒さとカレーの余韻

1度目の緊急事態宣言が発出されて1か月が経とうとしていた頃の話だ。 自宅や仕事場が新橋に近いこともあり、周辺にたくさんあるランチのお店を今日はどこに行こうかと悩んだり、夜になれば飲食街の居酒屋を飲み歩くことが大好きだった […]

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